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　国内女子ゴルフの開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース（沖縄・琉球ＧＣ＝６４３５ヤード、パー７２）には、米女子ゴルフツアーを主戦場にする日本勢も参戦した。米ツアーとの芝質の違いからスコアメークに苦戦したが、ゴルフの内容にはそれぞれが手応えを感じ取っており、今後の米ツアーに向けて意欲をのぞかせていた。

　■美香、パットに苦戦も「いいゴルフ」

　米ツアー参戦４年目を迎えた宮里美香。ここまで米ツアー２戦し３３位、４７位と、いまひとつの結果だ。昨季１位と安定感を見せたフェアウエーキープ率は、クラブを替えた今季も８２％の４位と安定感をみせる。ショットの正確性を示すパーオン率は７５％の１４位につけており、ショットに関しては問題なさそうだ。だが、昨季も苦戦したパッティングに関しては平均１．８８９の１０４位に低迷している。

　ダイキンでも、初日からその傾向が顔をのぞかせた。スタートの１番（パー４）で残り８０ヤードの第２打をピン右下２メートルにつけてバーディーと好スタートを切った。だが、調子のいいショットでピンに絡んでも、パットがカップ際で止まるなど決めきれず、２バーディー（１ボギー）しか奪えなかった。

　「パッティングも悪い状態ではないのですけど、思ったよりもグリーンのスピードが出ていなくて。３パットはなかったのですが、上りのパットを打つのが大変でした。ただ、自分は打ち方を変えるのは好きじゃない。変えるとゴルフが変わってきてしまう感じがあるので、感覚を大切にプレーしていました」と振り返った。自らの修正課題は十分に分かっているので、「パッティングとショートゲームがうまくいき始めれば、ゴルフがかみ合ってくると思う」と自らやるべきことをしっかりと見据えていた。